【MLB】大谷が「5年後のスーパースター」に選出 「球界最高選手の座」をトラウトと争う!?

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

米メディアが選出「1人の選手に払われる金額で2人分の働き」

 メジャー2年目の今季は、右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)明けで打者に専念する大谷翔平投手。打者一本でいったいどれだけの成績を残すのか、注目が集まっているが、二刀流が復活する来年以降の活躍にも期待が高まる。米スポーツ専門サイト「ブリ―チャー・レポート」は「MLB2024:5年以内に誰が大物スーパースターになると思う?」とのタイトルで特集を掲載。5年以内にスーパースターになるであろう選手をポジション別にピックアップし、エンゼルスからは大谷とマイク・トラウト外野手がともに選出されている。

 大谷はDH/先発投手の“特別枠”で選出。「ロースターから外しておくのはあまりにも特別すぎる」とし、「1人の選手に払われる金額で、2人分(投手と指名打者)の働きをする彼は、投打両面で圧倒的な影響をもたらすことができる選手だと言うことを証明した」と絶賛している。

 記事では昨季の成績にも言及し、「191球を投じ被安打2、53個の空振りを奪った」スプリットを絶賛。「2020年に復帰した彼はサイ・ヤング賞争いへの道を再び歩き始めることになり得るだろう」と予想している。また打撃では「.285/.361/.564(打率/出塁率/長打率)と共に、最低300打席に立った打者の中で8位となるwRC+(152)を記録した」ことを紹介。打者としても当初の期待も上回ったという。その評価は「もし大谷がシーズン通して健康でいながら投打両面の能力を最大限に発揮することになれば、球界最高の選手の座を(奪うべく)トラウトに挑むことになるだろう」と、現時点でメジャーNO1プレーヤーとの呼び声高い同僚のトラウトとも比較されるほどだ。

 そのトラウトも特集では順当に選出。「トラウトはこの(選出された選手たちの)グループで最年長のメンバーだが、おそらく32歳でも球界を代表する存在のままであろう」と年齢を理由に外すわけにはいかないとした。「彼は依然として向上している」と昨季のトラウトの成績にも言及し、出塁率(.460)とwRC+(191)で自己最高の数字を出したことも紹介。「健康ならば、地球上で最高の選手でなくとも、彼は依然として偉大な選手のうちの1人だろう」と予想している。

 なお、5年以内にスーパースターになると予想されている他の選手は以下のようになっている。

捕手:アドリー・ラッチマン(オレゴン州立大学)
一塁手:コディー・ベリンジャー(ドジャース)
二塁手:オジー・アルビーズ(ブレーブス)
三塁手:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
遊撃手:フランシスコ・リンドーア(インディアンス)
外野手:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
外野手:フアン・ソト(ナショナルズ)
先発投手:ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
先発投手:ルイス・セベリーノ(ヤンキース)
リリーフ投手:エドウィン・ディアス(メッツ)とジョシュ・ヘイダー(ブルワーズ)

 昨季のナ・リーグ新人王ロナルド・アクーニャJr.外野手、2017年両リーグ新人王のアーロン・ジャッジ外野手、コーディー・ベリンジャー内野手が順当に選出。三塁手には今季デビュー予定でア・リーグ新人王最有力のブラディミール・ゲレーロJr.、捕手には今季のドラフト全体1位最有力のオレゴン州立大学、アドリー・ラッチマンが選出された。(Full-Count編集部)

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