ヤンキースにまた故障者 トゥロウィツキーが負傷交代

日本時間4月4日のタイガース戦に1対2で敗れたヤンキース。故障者が続出しているチーム状況のなか、この試合の3回裏終了時にトロイ・トゥロウィツキーが左ふくらはぎの痛みを訴えて途中交代した。トゥロウィツキーは検査を受けるために、ニューヨークの病院へ向かったようだ。

トゥロウィツキーの途中交代に伴い、ヤンキースは二塁のグレイバー・トーレスを遊撃へ移し、二塁にはミゲル・アンドゥハーの故障者リスト入りに伴って昇格したタイラー・ウェイドが入った。トゥロウィツキーが故障者リスト入りして戦列を離れることになれば、トーレスが正遊撃手として起用される見込みである。

右足首の故障などにより2017年7月を最後にメジャーの舞台から離れていたトゥロウィツキーは、高額の契約が残っていたにもかかわらずブルージェイズを解雇され、今季からヤンキースに加入。今季の開幕戦で2年ぶりのメジャー復帰を果たした。以前から故障リスクの高い選手として知られており、150試合以上に出場したシーズンは2007年と2009年の2度だけ。トゥロウィツキーの故障離脱は、ある意味想定内と言えるかもしれない。

トゥロウィツキーの状態について、まだ詳細は明らかになっていないものの、今季のヤンキースは故障者の続出に苦しんでいる。投手陣ではエース右腕のルイス・セベリーノとセットアッパーのデリン・ベタンセスを開幕から欠いており、野手陣でも正遊撃手のディディ・グレゴリアスと正中堅手のアーロン・ヒックスが開幕から故障者リスト入り。さらに主砲のジャンカルロ・スタントンと正三塁手のアンドゥハーも戦線離脱を余儀なくされ、打線は大幅な戦力ダウンを強いられている。

ウェイド、クリント・フレイジャー、マイク・トックマンといった若手選手を起用しながらなんとかやりくりしているものの、6試合で2勝4敗という苦しいスタートとなっており、故障者の回復状況次第では外部からの補強に動く可能性もありそうだ。

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