悲願のプレミアリーグ優勝を目指すリヴァプール。そのなかで、ベテランのジェームズ・ミルナーも確かな存在感を放っている。
2015年にフリー移籍で加入して以降の功績度は計り知れない。ただ、33歳になった彼との契約は現時点では今季末までとなっている。
ここでは、『sportskeeda』による「ミルナーの後釜として、夢のような候補者たち」を見てみよう。
ケレム・デミルバイ
ホッフェンハイム、25歳、ドイツ代表、市場価値:2500万ユーロ(31.2億円)
このドイツ代表は今季チーム最高のMFのひとりとなっている。素晴らしいビジョンを持つシャープな選手で、ミルナーの得点力をカバーするには十分な生産性があるだろう。
ユルゲン・クロップ時代のドルトムントではトップデビューを果たせなかったデミルバイ。だが、いまやブンデス屈指のミッドフィルダーにまで成長を遂げた。
得点に絡む能力だけでなく、守備的にもミルナー以上のものがある。だが、パス成功率80%はやや物足りないか。とはいえ、クロップのもとできっと成長できるはずだ。
アドリアン・ラビオ
PSG、24歳、フランス、市場価値:3500万ユーロ(43.7億円)
リヴァプールが狙ってきたとされるラビオ。契約延長を拒否したことで、PSGのトップチームから干されることに…。
そんな困難な状況にありながらも、欧州で最も有望なMFのひとりとして評価されている。
優れたビジョンと生産性を持つこの強力なパサーは驚異的なパス成功率を記録してきた。また、守備面でもミルナーを上回るスタッツを記録している。彼ならディフェンス力を維持しつつ、リヴァプールのゲームプレーを相当に向上させられるはずだ。
もしフリー移籍で獲得できれば、ミルナーの代役として完全なる解決策になるが…。
ハメス・ロドリゲス
バイエルン・ミュンヘン、27歳、コロンビア代表、市場価値:6500万ユーロ(81.3億円)
この数年で彼は最も才能ある選手のひとりから、最も不運な選手のひとりになった。
2014年に8000万ユーロ(100億円)でレアル・マドリーに引き抜かれたが、今は去就が不透明になっている。レアルは購入額の半分で売却する意思があるが、バイエルン側は買い取りオプションをいまだに行使していない。
そうしたなか、リヴァプールは獲得に興味を持っているとされており、彼にとって適切な避難地となりうるかもしれない。
ミルナー同様にサイドからセンターに主戦場を移したハメスなら、代役として輝けるはずだ。
守備面では前任者に劣るだろうが、攻撃面では間違いなくプラスになる。リヴァプールのようなオフェンシブなマインドを持つクラブならより輝きうるだろう。