おうみ元気しごと人 「福ちゃんならできる」 社長の言葉がきっかけで先生に!

エンジニアリング会社運営する
ロボットプログラミング教室
株式会社PRO-SEED ロボット教室 福原 汐里 さん(23歳)

土曜日、彦根にあるスタイリッシュな建物に集まる子どもたち。幼稚園児から小学6年生まで、18人の子どもたちが通うロボットプログラミング教室です。

2018年6月から始まったこの教室は、産業用機械のコンサルティング、システム設計開発、自動化設備プログラミングを事業主体とする株式会社PROıSEEDが運営しています。子どもたちを指導する福原さんは、同社のホームページを制作するスタッフですが、教室運営が始まる前、突然、社長からロボットプログラミング教室の先生に抜擢されたそう。 

「小さい子どもさんとどう接していいか、大勢の前でどんな指導をすればいいのかがわからず、最初は戸惑いました」と福原さん。それでも子どもたち一人ひとりの名前を覚え、コミュニケーションをとりながら少しずつ信頼関係を築いていったとのこと。「こちらから話しかけないと、話をしてくれなかった子が、今では作品を見てほしい!って寄って来てくれます。それが本当にうれしくて」と笑顔。

ハロウィンの時期、子どもたちの作品が滋賀銀行大薮支店(彦根)で飾られました。
プログラミングの楽しさを伝えたい

どう教えればわかりやすいのかは、システム設計が本業の同社ならではの強み。
「原理を理解してもらおうとすると勉強っぽくなるので、つまづきポイントだけサポートし、自主性を大切にした指導を心がけています。今後も楽しみながら通ってもらえる雰囲気を作っていきたい」と福原さん。

「機械の自動化を支えるプログラマー、システムエンジニアという仕事は、表には出にくい。一人でも多くの子どもたちが、エンジニアという仕事に興味をもってくれたら」と青柳社長。

「いつかこの教室で育った生徒と仕事がしたい」そう話す青柳社長の目標を実現
する日も、遠くはないかもしれません。

株式会社PRO-SEED 彦根市市原町180-50 TEL:0749-24-8737 http://www.pr-seed.com 【滋賀県中小企業家同友会会員企業】

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