期日前投票の用紙交付…まだ17歳だった 小田原・海老名

 神奈川県小田原市と海老名市の両選挙管理委員会は4日、投票日までに選挙権年齢の18歳になる17歳の男女各1人に期日前投票を受け付けるミスがあったと発表した。公選法では2人は期日前投票ではなく、不在者投票の対象だった。

 小田原市選管によると、川東タウンセンターマロニエ(同市中里)の期日前投票所で、係員が17歳の男性を名簿照会したところ、端末に警告が表示。投票管理者に対応を引き継ぐことになっているが、引き継ぎ作業中に、勘違いして投票を案内した。県議選はそのまま有効となり、その後の知事選は不在者投票の手続きをしたという。

 海老名市では、17歳の女性に対し、県議選と知事選の期日前投票を受け付けた。市職員が警告表示に気付かなかったという。投票はいずれも有効扱いにする。

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