学生宅を狙い空き巣100件か 容疑者「働く意欲持てず」

 神奈川県警捜査3課と平塚署などは4日、住居侵入と窃盗の疑いで、中井町井ノ口、無職の男(34)=窃盗罪などで起訴=を追送検した。

 同課によると、容疑者は2015年2月~19年1月ごろに秦野市と平塚市の学生街で、集合住宅の一室を狙った空き巣などを100件余り繰り返していた疑いが持たれている。被害者の7割以上は学生で、多くが無施錠の窓などから侵入され、3回被害に遭った男子学生もいたという。

 県警は1月に同容疑者を窃盗容疑などで逮捕し、追及を進めていた。調べに対し「働く意欲を持てず、盗みをして生活を送っていた」と関与を認めている。被害総額は440万円を超え、盗難品の一部はフリーマーケットアプリで売却されていた。

 追送検容疑は、1月22日午後~23日未明、平塚市真田4丁目の女子大学生(20)方に無施錠の窓から侵入し、現金約11万5千円などを盗んだ、としている。

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