子ども支援へ基金 つくば市創設 食堂や学習塾代助成

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つくば市が創設する「青い羽根基金」をPRする五十嵐立青市長=同市役所

つくば市は、経済的に困難を抱える子どもの未来を支援するための「つくばこどもの青い羽根基金」を創設し、学習支援や子ども食堂、学習塾代助成などに取り組む。寄付を募って基金にし事業費に充てる。寄付者には青い羽根を贈る。市は「青い羽根をつけて皆でサポートする認識が広まってくれれば」と期待する。

市によると、同基金は1日に創設。趣旨に賛同した市民や企業から寄付を募り、集まった寄付金を基金にする。寄付の目標額は定めていない。

主な使い道は、子どもの学習を支援する「つくばこどもの青い羽根学習会」▽子どもの学習塾代助成▽子ども食堂への補助-。

市は本年度、学習支援や居場所提供を3カ所から10カ所に増やす事業に2500万円▽学習塾代助成に90万円▽子ども食堂に50万円-の事業費を盛り込んだ。寄付金はこれらの事業費に追加して運営を支える。

学習支援は、経済的に困難を抱える小学4年生から中学3年生までを対象に居場所を設けて無料塾を提供する。学習塾代助成は中学3年生を対象に月5千円を提供する。子ども食堂は運営団体などに10万円を上限に費用の一部を補助する。

市は今後、基金を市民に広く周知するため、市内6地区ごとに説明会を開く。

市内には支援を必要とする子どもが約1200人いるという。五十嵐立青市長は、市が推進する国連の持続可能な開発目標(SDGs)で貧困解消やパートナーシップが挙げられていることに触れ、「経済格差が教育格差にならないようにすることが大事。支援することで、自分たちが担い手になる意識が広がれば」と語った。(綿引正雄)