東海第2住民説明会 VRで防潮堤体験 原電23日から

安全対策の理解促進

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東海第2原発の様子を3次元映像で視聴することができるVR機器=県庁

日本原子力発電(原電)は23日から開催する東海第2原発(東海村白方)の住民説明会において、安全対策工事の説明などで、バーチャル・リアリティー(VR=仮想現実)を導入する。3次元映像を使い、津波対策の防潮堤の完成後の姿などを体験してもらう。4日、県庁で発表した。原電は「現場で見てもらうのが一番だが、遠方の方など、映像を見ていただくことで理解を深めていただける」としている。

住民説明会は原電が主催し、同原発の周辺15市町村で全20回開催する。映像は約10分。専用ゴーグルを着用して視聴し、3次元映像で見ることができる。津波対策として整備が予定されている海抜20メートルの高さの延長1.7キロの防潮堤の完成後の様子や、直径2.5メートルの鋼管杭(くい)を打ち込んで防潮堤を造る流れのほか、同原発の原子炉建屋内の様子を360度見渡すことができる。専用ゴーグルは最大15台あるという。

15市町村での原電の説明会は、2014年5月の新規制基準適合申請以降、毎年開催されているが、工事計画認可や運転延長認可など、再稼働に必要な一連の審査合格後では初めて。原電は2月に再稼働を目指す意向を表明したが、安全対策工事の具体的なスケジュールは示していない。

参加の事前申し込みは不要。日時や会場など詳しくは、原電のホームページhttp://www.japc.co.jp/index.html
(三次豪)

津波対策の防潮堤を紹介するVRの映像