鉄腕・稲尾の新たな名所に 別府・波止場神社にモニュメント【大分県】

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完成したモニュメントとおいの稲尾幸則さん=4日、別府市元町の波止場神社

 「鉄腕」の異名を取った元西鉄ライオンズの稲尾和久投手(故人)のモニュメントの除幕式が4日、別府市元町の波止場神社であった。生家が近くにあり、境内で練習をしていたという逸話から「稲尾神社」とも称されている。有志でつくる神社奉賛会(林道弘会長)が功績を幅広く顕彰する目的で設置した。

 「鉄腕一代 稲尾和久」の直筆サインが刻まれたボール(直径約40センチ)とバット(長さ約110センチ)の石碑を市内の旅館「べっぷ昭和園」から移設。大正時代に近くの流川を地下水路にする際に使用した石材を台座にした。周囲には御影石を野球ベース形に配置。プロフィルを説明する看板も作った。

 奉賛会事務局の平野芳弘さん(67)=元町=が昨年秋、旅館を経営する市内の西石油グループに石碑の寄贈を依頼。地場企業の協力も得てモニュメントを建立した。稲尾投手を描いた絵馬も設置する予定。

 除幕式には稲尾投手のおいの幸則さん(65)=福岡県筑紫野市=や関係者らが出席し、完成を祝った。林会長は「街なかの見どころの一つにしてもらいたい」とあいさつ。幸則さんは「叔父も天から喜んでいると思う。別府から第二、第三の稲尾が生まれることを望んでいた。少年たちにも碑を見て、功績を思い出してもらえたらうれしい」と話した。