はやぶさ2が衝突装置の分離成功 クレーター生成へ

JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」は4月5日、小惑星「リュウグウ」へと衝突装置「SCI:Small Carry-on Impactor」を分離したことが確認されました。

上の画像は、はやぶさ2の光学航法カメラ(ONC-W1)から撮影したものです。はやぶさ2は衝突装置とカメラを分離した後、衝突の衝撃を避けるためにリュウグウの影へと移動します。

今回の衝突装置では、銅の弾丸を高速で射出。そしてリュウグウへとクレーターを生成し、小惑星内部の粒子の採取を目指します。この粒子は、小惑星や太陽系が生まれたままの姿を保っていることが期待されているのです。

衝突装置が正常に動作したかは、今後発表されます。はやぶさ2のミッションの行方を見守りたいですね。

Image: JAXA
■小惑星探査機「はやぶさ2」衝突装置の運用状況について
http://www.jaxa.jp/press/2019/04/20190405a_j.html
文/塚本直樹

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