9月に開幕する「ラグビーワールドカップ2019日本大会」を中継するNHKのナビゲーターに、元日本代表の五郎丸歩選手が就任した。「2015年のイングランド大会には選手として参加して興奮しましたが、それを日本の皆さんに生で味わってもらえるので、さらに興奮しています。ラグビーは全身をぶつけ合う激しいスポーツですが、W杯は国を背負う責任もプレッシャーもある。その中で仲間のため、日本のために活躍する選手を視聴者の方に伝えたい」と意気込みを明かした。
同大会は9月20日から11月2日まで日本で開催され、日本は1次リーグ・プールAでアイルランド、スコットランド、ロシア、サモアと対戦する。五郎丸選手はナビゲーターとしてNHKのW杯中継や関連スポーツ番組などに出演するほか、NHKが全国で開催するラグビー教室「五郎丸歩のラグビーパーク」で講師を務める。
2015年のイングランド大会で日本代表の主力選手として活躍し、当時世界ランキング3位の南アフリカ戦での歴史的勝利に貢献した五郎丸選手は「今大会の代表はぜひわれわれが行けなかったベスト8（決勝リーグ）の場に立ってほしい。南ア戦のように、いい意味でのショックを世界中に発信してほしい。15年の大会を共に戦ったマイケル・リーチらが代表にいるのも強みだと思う」と日本代表への期待を寄せ、「彼らがどういう気持ちで戦っているのかを伝えるのが、ナビゲーターとしての僕のオリジナリティーだと思う。前大会を機にラグビーを知ってくれた方は多いと思うが、今大会でさらにラグビーを好きになってくれる方が増えれば」とアピールしていた。
