陛下が在位中最後の論文

京都御苑のハゼを分析

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仙洞御所に生息するハゼの一種、ヨシノボリ(宮内庁提供)

 宮内庁は5日、天皇陛下が京都御苑(京都市上京区)の仙洞御所の池で採取したハゼについて共同研究者らと共に執筆された論文が、魚類学雑誌オンライン版に掲載されたと発表した。ハゼについての論文は33本目で、在位中に発表するのは最後となる見通し。

 論文によると、陛下が池で採取したハゼの一種のDNAを分析したところ、琵琶湖特産のビワヨシノボリと別の種との雑種であることが判明し、雑種同士の交雑も確認。交雑により、自然環境下で存続してきた種が失われる可能性も示唆している。

 陛下は長年、魚類学者として研究を続けており、魚類図説「日本産魚類検索」の執筆に加わったことがある。