「花ぐるま」出発 4月8日 釈迦の誕生祝う「花まつり」PR

花ぐるま(手前)の出発を記念し、テープカットする関係者=長崎市、興福寺

 釈迦(しゃか)の誕生を祝う8日の「花まつり」をPRする広報車「花ぐるま」の出発式が5日、長崎市寺町の興福寺で開かれた。
 長崎市仏教連合会(松尾法道会長)と長崎釈尊鑽仰会(しゃくそんさんごうかい)(宮川雅一会長)主催。出発式前の法要には関係者ら約100人が参列した。
 僧侶の読経に合わせ、参列者が誕生仏に甘茶をかけて祝福。これは釈迦が生まれた時に天から甘い雨が降り、それを産湯にしたという言い伝えに由来しているという。テープカット後、白い象の置物や花で装飾された花ぐるまが出発した。
 「花まつりは、生まれた喜びと、みんなで仲良くすることを自覚する日」と松尾会長。宮川会長は「平成最後の花まつり。ぜひたくさんの方々に手を合わせてもらい、『令和』の時代が平和な世界になることを祈っている」と述べた。
 8日は初設置のみらい長崎ココウォーク(同市茂里町)をはじめ、市内の商店街など21カ所に誕生仏を安置する花御堂を設置。参詣者に甘茶や花の苗などを振る舞う。

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