Town News

熊本県湯前町 広報ゆのまえ2019年4月号

©株式会社VOTE FOR

■中村教育長が任期満了で退任 子どもの学習環境整備に尽力
平成28年4月1日付で就任した中村和弘(かずひろ)教育長(63・相良村出身)が1期3年で任期満了となり、同31年3月31日付で退任しました。中村教育長は教職員として36年勤務し、平成19年から3年間湯前小学校の校長に着任。教頭7年、校長11年、指導主事4年など、豊富な経験を生かし、教育長として小中学校の連携強化やコミュニティ・スクールの導入など児童生徒の学習環境の整備に尽力しました。

▽ごあいさつ
1期3年間の任期を全うできたこと、素晴らしい町の教育に、教育長としてかかわらせていただいたことに、ただただ感謝申し上げる次第です。「一年の計は田を耕すにあり、十年の計は木を植えるにあり、百年の計は人を養うにあり」という言葉があります。これからの時代は、特に人材育成が重要です。
各方面からの温かなご支援もあり、小中学校のICT(情報通信技術)機器の充実、特別支援教育支援員の増員、空調設備の充実など、学校の学習環境が整備でき、たくさんの児童生徒の笑顔や前向きな姿勢に出会うことができました。
「地域とともにある学校」を目指して、義務教育9年間を見据えた小中連携の強化、コミュニティ・スクールの導入、小学校部活動の社会体育への移行など、計画的に本町の学校教育を推進してきました。町民の皆様には、常に前向きに背中を押していただき、たくさんの笑顔で接していただいたことで、大きな力をもらいました。湯前の子どもたちの今後の成長と活躍を心から祈念するとともに、町民の皆様のご健勝とご多幸を祈念しています。ありがとうございました。
湯前町教育長 中村和弘

■制作者が技法を解説 城泉寺で模刻像展示
元東京藝術大学大学院生の中尾綾子(りんこ)さん(29・福岡県出身)が2年前に模刻※した、城泉寺の勢至菩薩立像が3月18日から5月中旬まで、城泉寺阿弥陀堂で展示され、初日には中尾さんが住民ら30人に制作技法を説明しました。
中尾さんは当時、文化財の保存・修復彫刻を専攻し、卒業制作として同像を模刻。町内に3週間滞在するなど、1年をかけて調査・制作しました。本物と同じように鎌倉時代の技法で再現しようと、やすりを一切使わず、数百の彫刻刀を駆使して細かな凹凸まで表現。像は高さ107センチで材質は木曾産のヒノキ。三次元で計測し、本物との誤差は2ミリ以下に抑えられています。
同18日には、中尾さんが、像の頭や腕など各部材を取り外しながら、「後から作業しやすいように、パーツが分かれている。衣の表現も複雑」などと制作技法を紹介。4月から仏像の修復・保存の専門会社に就職するという中尾さんは「町の皆さんに披露できてうれしい。優れた仏像を修復するために、この制作した経験を生かしていきたい」と話していました。

※本物そっくりに彫刻すること