イグアインはスアレスと同じ!? チェルシーサポーターが我慢すべき理由は

チェルシーのイグアイン photo/Getty Images

トップ4入りを目指すチェルシーは、3日に行われたブライトン戦に3-0の勝利を収めた。リーグ戦では2月2日のハダースフィールドタウン戦に5-0で勝利して以来となる3得点で、ポゼッション率も70%近くを記録する快勝だった。しかし、このゴールラッシュにもFWゴンサロ・イグアインは絡んでいない。

イグアインは今冬にチェルシーへ加わり、指揮官マウリツィオ・サッリの教え子として大きな注目を浴びていた。しかしここまでは3得点と思うように結果が出ず、ブライトン戦ではベンチスタート。代わりに先発したオリヴィエ・ジルーが得点を奪っており、イグアインとしても複雑だろう。

サポーターはイグアインの働きに満足していないはずだが、サッリはプレミアリーグ特有の難しさがあると語る。英『BBC』によると、サッリはイグアインをリヴァプール時代のルイス・スアレスと比較しており、スアレスもプレミアリーグ1年目では苦戦していたとコメントしている。

「スアレスもリヴァプールでの最初のシーズンには問題があった。イグアインはフィジカル、メンタルを改善しないといけないが、シーズンの最後には我々にとって貴重な選手になれると思う。プレミアリーグでの最初の1か月は簡単じゃない。スアレスにだって問題があった。彼だって少ししか得点を奪っていなかったからね。2シーズン目に入ると得点数が増えた。簡単じゃないんだ。特にストライカーがプレミアリーグですぐに結果を出すのはね。イグアインにはフィジカルコンディションを上げる時間、プレミアリーグに適応する時間が必要だと思う。彼ならそれができるよ」

スアレスはリヴァプールでプレミアリーグ得点王にも輝いたが、最初の2010-11シーズンはリーグ戦4得点だった。スアレスもシーズン途中に加わっているため、そこはイグアインと同じだ。翌シーズンにはリーグ戦11得点、3年目には23得点、4年目には31得点を奪い、今ではバルセロナのエースだ。イグアインにももう少し時間が必要とサッリは考えており、今は我慢の時ということなのだろう。

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