抹茶の味と香り花舞う中楽しむ 水戸何陋会110年記念

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シダレザクラの花びら舞う中で開かれた水戸何陋会の茶会=水戸市元吉田町

石州流茶道「水戸何陋(かろう)会」は6日、水戸市元吉田町の常照寺で、創立110周年記念茶会を開いた。シダレザクラの花びらが舞う中、抹茶の味と香りを楽しんだ。常照寺は光圀が創建した最後の寺院。

本殿では流祖の片桐石州と会員物故者の法要が開かれ、松永弘照住職と小林宗健副住職による読経が行われた。湊素仙会長が献茶し、会員らが焼香した。

湊会長は「武家の茶道としてわびとさびを追求していく。一期一会を大切にし、一わん一わんに平和を願っていく」とあいさつした。茶筅(ちゃせん)塚の前では、使い古した茶筅を燃やして供養した。

大和小泉藩2代藩主だった片桐石州が江戸時代初期に始めたのが石州流茶道。4代将軍徳川家綱の茶道師範を務め、全国各藩に広まったとされる。水戸何陋会は1909(明治42)年、当時の実業家らが武家茶道を継承するため設立した。