「山本山のおばあちゃん」 オオワシ飛来20年で特別展

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初公開のオオワシの剥製などが並んだ特別展(滋賀県長浜市・湖北野鳥センター)

 滋賀県長浜市湖北町の湖北野鳥センター近くにある山本山に毎年飛来し、地元で「山本山のおばあちゃん」の愛称で親しまれている雌のオオワシに関する特別展が6日、同センターで始まった。

 オオワシは国の天然記念物で、ロシアから越冬のため日本に飛来し、山本山付近は定期飛来地の南限とされる。山本山で20年以上にわたって確認されている雌の1羽は毎年同じ個体とみられ、同センターが観察を続けている。

 これまでの調査結果を紹介したパネルでは、一日の活動開始が午前8時前と比較的遅く、無風だと動かない習性を説明。えさの2割が冬の琵琶湖の表層にいるオオクチバスで、競合のワシが不在のためゆっくり食べている、とした。

 以前に環境省から譲り受けた個体の剝製を初公開しているほか、センター職員が山本山で見つけた羽根も展示している。6月3日まで。要入場料。