午前0時半ごろ当落確定 長崎県議選きょう投開票

各選挙区の開票開始・確定予定時刻

 統一地方選第1ラウンドで、平成最後となる長崎県議選は7日、9選挙区で投票が行われ、即日開票される。投票時間は一部地域を除き、午前7時~午後8時。各選挙区の開票作業は午後8時から順次始まり、選管確定が最も遅い長崎市区は8日午前0時半ごろにすべての当落が判明する見通し。3月29日の告示日に無投票当選した7選挙区9人に加え、37人の新県議が誕生。46人の顔触れがそろう。

 長崎県は若者の県外流出など深刻化する人口減少をはじめ、給与水準の低迷、新幹線開業を見据えたまちづくりなど課題が山積している。こうした中、今回の県議選は、5月の改元を控え、新たな時代につなぐ選挙。各党は夏の参院選の行方を占う前哨戦にも位置付けている。

 選挙戦となった9選挙区では、自民候補の擁立が都市部で前回より増えたり、元職が参戦したりした影響などでヒートアップ。選挙戦最終日の6日は各候補とも、選挙カーで地域を駆け巡るなどして最後の追い込みに全力を挙げ、訴えに声をからした。9選挙区の53人の候補は戦いを終え、有権者の審判を待つ。

 投票率は前回、長崎県の県議選としては過去最低の50.89%。今回は18歳選挙権が施行され、初めての県議選で、投票率の行方も注目される。

 ■自分の1票から始まる/永淵勝幸県選管委員長の談話

 長崎県民の代表機関である長崎県議会の構成員を選出し、県民が身近な地方政治に対してその意思を反映させることのできる平成最後の重要な機会。有権者には自分たちの1票から地域の政治が始まるとの認識に立ち、漏れなく貴重な1票を投じるよう切望する。

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