コウノトリのヒナ2羽誕生 千葉・野田市 7年連続、初夏めどに放鳥

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新たに誕生したコウノトリのヒナ(野田市提供)

 国の特別天然記念物・コウノトリの野生復帰に取り組む千葉県野田市は6日、市内の飼育施設で、新たにコウノトリのヒナ2羽が生まれたと発表した。ヒナの誕生は7年連続。市は2羽の成長を慎重に見守りながら、例年に続き、初夏をめどに放鳥する考え。

 市みどりと水のまちづくり課によると、2羽は同日午前6~7時ごろ、飼育施設「こうのとりの里」で誕生。施設で育てているコウくん(雄、14歳)、コウちゃん(雌、23歳)のペアに托卵した有精卵からふ化した。有精卵は先月、多摩動物公園(東京都)から移送したものだという。

 6日現在、2羽の健康状態は良好で、数日以内に性別が判明する見込み。同市は2015年から毎年、コウノトリの幼鳥を放鳥しており、2羽が順調に育った場合は例年通り施設から放つ方針を示している。同課の担当者は「卵を見守ってきた飼育員も喜んでいる」と話し、5年連続の放鳥へ期待を高めている。

 同市では、絶滅が危惧されるコウノトリの繁殖につなげるため、12年から市内でコウノトリの飼育を開始。放鳥は毎年6月前後に行われており、これまでに全9羽が放たれた。一方、昨年8月にはだいち(同年6月放鳥)、今年2月にはきらら(同)が死に、悲報が続いていた。