バルサでもがいていたMF忘れるな もう1度取り戻すサッカーを楽しむ心

エヴァートンのゴメス photo/Getty Images

今やバルセロナサポーターはセルヒオ・ブスケッツ、アルトゥール・メロ、イヴァン・ラキティッチ、今夏に合流するフレンキー・デ・ヨングら魅惑のMF陣に夢中かもしれないが、昨季までバルセロナでもがいていたポルトガル人MFを覚えているだろうか。今季エヴァートンにレンタル移籍しているアンドレ・ゴメスだ。

もはやゴメスがバルセロナの構想に再び入るのは厳しいだろう。バルセロナの中盤はデ・ヨングの合流でさらに豪華なものとなる。ゴメスの今後がどうなっていくかは分からないが、今ゴメスはバルセロナで忘れかけていたサッカーを楽しむ心を取り戻しつつあるのだ。エヴァートンでも1得点1アシストとやや寂しい数字ではあるものの、昨年10月からリーグ戦でも継続的にプレイタイムは得ている。

スペイン『MARCA』によると、ゴメスは近年良いことと悪いことの両方があったと振り返っており、サッカー選手を職業としながらも楽しむ心を忘れたくないと語っている。

「フットボールが教えてくれたのは、日々の状況をいかに楽しむかということ。日々新しいチャレンジがあり、毎週末プレミアリーグでは新たなチャレンジがある。僕は今のことだけを考えようとしているんだ。もっと先のことを考えたら、僕は確実に心を乱すだろう。全てのトレーニング、試合でベストを尽くし、最高の形でシーズンを終えたいね」

「バルセロナでの時間のあと、良いことも本当に悪いこともあった。今年はサッカーを楽しまないといけないと理解するうえで本当に良いものになっている。サッカーを愛しているし、僕たちの仕事だけど楽しまないといけないんだ」

ゴメスは昨年ポルトガル代表入りを逃し、ワールドカップには出場できなかった。何とも苦い1年となったはずで、今年からは新しいゴメスを見せていかなければならない。

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