【MLB】イチローへの溢れる思い綴った加藤豪将に称賛の声「素晴らしい」「お見事」

加藤豪将(左)とイチロー【写真:Getty Images】

「プレーヤーズ・トリビューン」に寄稿、元同僚らが称賛

 ヤンキース傘下3Aスクラントンの加藤豪将内野手が、3月21日のアスレチックス戦(東京ドーム)を最後に現役を引退したイチロー外野手への思いを綴った記事が話題となっている。元ヤンキースのデレク・ジーター氏が主宰する米スポーツメディア「プレーヤーズ・トリビューン」に寄稿したもので、幼少期から抱くイチローへの敬意が溢れる内容となっているが、これに称賛の声が上がっている。

 加藤は記事の中で「とにかくイチローさんのようになりたかったのです」と綴り、幼稚園では日本語しか話せず友達ができなかったものの「イチローさんのプレーを見ることで、僕はクラスメートたちに話しかける勇気をもらったのです」と明かしている。そして、「イチローさんは僕に、アメリカ社会に溶け込む勇気を与えてくれました。新たな友達を作り、途切れることのない関係を築いてくための勇気です。僕の人生は変わりました」とも。野球だけでなく、人生に大きな影響を与えた存在であることを明かしていた。

 さらに、加藤が2013年にプロ入りしてからは、当時ヤンキースに所属していたイチローに自主トレに誘われたことなども回顧。「選手としても人としても、僕に永遠に続いていく影響を与えてくれたことに感謝します。お疲れ様でした、イチローさん。あなたは雲の上の人です」としている。

 ヤンキース傘下2Aトレントン時代の同僚であるジェームズ・リーブス投手は、ツイッターで「これは素晴らしいね、ゴウスケ・カトウ」と称賛。さらに、ツインズのジェイク・ケーブ外野手も「お見事、ゴウスケ・カトウ」と、感心した様子でつぶやいている。イチローへのストレートな思いを綴った加藤の記事に心を打たれた選手も多いようだ。

 6日(日本時間7日)のブルージェイズ傘下バッファローズ戦では、3A初安打となる勝ち越し3ランを放った加藤。イチローが躍動したメジャーの舞台を目指し、奮闘を続けている。(Full-Count編集部)

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