バルセロナは2日に行われたビジャレアル戦で4-4と派手な打ち合いを演じたが、6日のアトレティコ・マドリード戦では2-0とクリーンシートで勝利を収めた。前半の間にアトレティコFWジエゴ・コスタが退場したことも大きかったが、バルセロナに守備の堅さが戻ったのは安定のセンターバックコンビが戻ったからだ。
スペイン『MARCA』が称賛するのはジェラール・ピケとクレマン・ラングレのコンビだ。ビジャレアル戦ではラングレとサミュエル・ウムティティがコンビを組んでいたが、ウムティティはまだ準備不足だった。今のバルセロナで最も信頼できるコンビはピケとラングレと言うことができ、2019年に入ってから2人が先発した14試合では僅か7失点しかしていない。1試合平均0.5失点はかなりハイレベルな数字と同メディアも称賛する。
逆にこのコンビが先発しなかった8試合では12失点しており、この数字だけで2人の重要性は十分に証明できる。ラングレもピケの64%を超える68%のデュエル勝率を記録しており、ウムティテイとの序列は完全に逆転した。ウムティティには今夏の退団説も浮上しており、ラングレの成長速度は見事だ。
このコンビに守護神マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンも加えればバルセロナの守備は完成する。これからはチャンピオンズリーグでも強力なストライカーたちと対峙していくことになり、この3人に求められる仕事も多くなる。リオネル・メッシを中心とした攻撃も相変わらずの脅威だが、守備陣も対戦相手にとって厄介なものとなるはずだ。