今年の猛暑も過ぎ去り秋の気配が感じられる季節に成って来た。
夏の暑さで山々の樹木が所々赤茶に焼けて今年の紅葉が心配である。
上記の写真は福井・岐阜の県境に位置する、夜叉ヶ池直下の夜叉壁の紅葉である。夜叉ヶ池(一、〇九九m)は、以前にこの欄で紹介したが、夜叉壁は隣の三周ヶ岳(一、二九二m)の切り立つ斜面である。
木之本町から国道303号を東に進むと金居原集落を左に見て長い八草トンネルに入る。トンネルを出ると岐阜揖斐川町坂内村川上集落、手前を左に折れると池之又林道に入る。約十㎞登り詰めると夜叉ヶ池登山口駐車場に到着する。最初は緩い登山道が続き、アップダウンを一時間程歩くと昇竜の滝が見える。辺りから険しい夜叉壁が一望でき、壁が迫ってきて迫力の風景に出会える(奥は夜叉壁ノ頭)。湖北から少し足をのばすと各所にこの様な紅葉がみられるが、十月の夜叉壁は特にお薦めの場所である。
取材:2018年9月