新聞全面広告にUTAと父の本木雅弘を起用した新聞全面広告掲載

サントリーが16日に新発売する「サントリー天然水」ブランドの緑茶商品「サントリー天然水 GREEN TEA」のメッセンジャーとして、UTA(うた)の起用を決定した。

これに伴い、9日の日本経済新聞朝刊にて、全面広告を掲載する。UTAと父の本木雅弘が並び立つ印象的な写真と、「時代は変わる。それだけで人間は変わらない。」というメインコピーとともに、新たな緑茶ブランド投入に込めた思いを発信する。

<概要>
媒体:日本経済新聞 朝刊(全国)
日付:2019年4月9日(火)

<コピー全文>
時代は変わる。それだけで人間は変わらない。
「平成から次へ、ナニ連れてく?」これに答えを出さなきゃな。時代が次に行こうとしている時って、ちょっと立ち止まり、振り向いて、やっぱりこれは手放しちゃいけないなと確信したり、磨き直してみようと知恵を働かせる良い機会かもしれない。平成にしがみつくのは嫌だ。けれど、大事なことを置いてきぼりにするのは、もっと嫌だ。と、そんなことを私たちサントリーも考えていました。次の時代に必要なものは、自然の中にあるはず。珍しかったり、ご立派だったりなんてことよりも、体に心にただキモチいいだけで十分だ。そうか、長い歴史がその力を証明している緑茶と、大自然に育まれた天然水が良い仕事をすればいい。天然水でグリーンティーをつくろう。天然水と伊右衛門との、未来へ向けての仕事が始まりました。喉を潤すもの、体に取り入れるもの、いっぱいあるけれど、実は、緑茶ってあんがい最先端を走っているんじゃないかな。

<ビジュアルについて>
本木雅弘さんとUTAさんの「家族写真」は、お正月の帰省時に本木さんやUTAさんのご家族によって撮影されたもの。撮影には制作スタッフや広告カメラマンは一切介在せず、アングル、ポーズ、ロケーションなど全てをご自身たちで進められました。撮影にあたっては、広告の企画意図やコピーに込めた思いをご本人たちにお伝して、後はお二人の解釈、表現に委ねました。試行錯誤を重ねながら数日にわたって撮影されたカットは100枚を超えたそうです。広告を飾ることになったのは、その中の1枚。ふと日差しがいいと気づいた家族に声をかけられて撮影したものだったそうです。広告の制作陣からは、写真を初めて見た瞬間に「この写真は自分たちには撮れない」と感嘆の声が上がりました。

■本木雅弘、UTAインタビュー

――新聞広告の写真を撮影した経緯、その時のお気持ちについて教えてください。

【本木】:昨年12月頃、広告制作者の方から、「サントリー天然水 GREEN TEA」の広告写真を、プロカメラマンの方が撮るのではなく、セルフィーのような形で自分の手で、さらに親子で撮ってほしいという依頼を受けました。あえて親子共演するということは、恥ずかしいという思いはありました。ただ、これまでのサントリーさんとの「伊右衛門」ブランドを通じたお付き合いや、自分の緑茶との関わり合いの深さを考えると、「『未来に緑茶を連れていく』という思いを是非体現してほしい」というオファーに対して、やってみるしかないと思いました。それから UTA とセルフィーを試したり、家族にカメラを覗いてもらったりしながら撮り始めたというわけです。

【UTA】:幼い頃から父の仕事を見続けてきたので、それを今回一緒に背負っていくんだという緊張感が湧きました。

――今回の写真はいつ、どこで、どのようにして撮影した一枚なのでしょうか?

【本木】:今年の1月2日、私の実家の長屋門の前で撮った一枚です。近所でいくつか撮影しましたが、今ひとつしっくりくるものがなくて、トボトボと実家に帰る途中、家族に「あ、そこの場所、ちょっと光がキレイ!」と促されて撮影しました。最初はいわゆる親子らしい姿をイメージして、私が彼の肩に手を回してみましたが、15センチ以上も身長差があるので、「今度はUTAの方からかけてみて」と。普段は肩を組むような関係ではないので、違和感があるかなと思いましたが、UTA から肩に手を回された瞬間、私の親としての力みもフッと抑えられて、ようやく二人とも同じところに立てたという感覚が持てました。結果的に自分たちにとっても、新しい時代に向かう、記念の一枚になった気がします。

【UTA】:「この角度はどうかな?」、「あそこは光がよくないな」とか、父が悩みすごく細かいことまで、こだわっていたのを覚えています。普段から父はそうなのですが、だからこそ今回の一枚にたどり着けたのかなと思います。普段、肩を組むような関係ではないので、それはちょっとだけ違和感というか…。恥ずかしさもあったので「早く撮ってよ!」と思いました。

――今回の写真をご覧になった時、どんなことを感じましたか?

【本木】:「時代は変わる。それだけで人間は変わらない。」というコピーを象徴する、普遍的な一枚になったんじゃないでしょうか。本木雅弘とかUTAとか、個人を主張するものではなく、ある一組の親子が、緑茶を通じて時代を共有していこうというスタートラインに立った気がしました。新しい時代を迎え、新しい可能性に賭けていこうという、どの家族も抱くであろう思いが伝われば嬉しいです。

【UTA】:成人して間もない自分にとって、「新しい時代」と「新しい商品」、「新しい門出を迎える自分」の3つが重なったタイミングだったので、忘れられない一枚になりました。

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