春の味覚「タイの浜焼き」作り 笠岡の魚市場で始まる

©株式会社山陽新聞社

笠岡魚市場で始まった「タイの浜焼き」作り

 瀬戸内の春の味覚「タイの浜焼き」作りが8日、笠岡魚市場(笠岡市笠岡)で始まった。5月中旬までに約200匹を出荷する。

 この日は、笠岡諸島の真鍋島や北木島沖の定置網で捕れたマダイの中から形の良い雌(体長約50センチ、重さ約2キロ)16匹を厳選。内臓を取り除き、味を調える食塩水を注入した後、1匹ずつわらでくるんでいった。釜で蒸し、一昼夜乾燥させて余分な脂や水分を抜き、竹で編んだ丸形の伝八笠(でんぱちがさ)に包んで仕上げる。

 浜焼きは、入学や就職祝いなどの贈答用として人気があり、今年も既に全国各地から100匹ほどの注文が入っているという。価格は1匹1万5千~2万円。

 笠岡魚市場の宮脇秀夫専(63)は「今年は海水温が高かった影響か、脂の乗りが良いものが多い。お祝い事があれば、ぜひ味わってほしい」と話している。