<統一地方選>会派の構成に大きな変化なし、注目は議長のポスト争い さいたま市議選を振り返る

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 7日に投開票が行われ60議席全てが決まった埼玉県のさいたま市議選。現職では51人中、50人が当選した。引退する政党所属議員の後継候補も多くが当選し、選挙後の議会会派の構成に大きな変化はないと思われる。

 今回の選挙では清水勇人市長を支援する立憲民主、国民民主、無所属議員による会派「立憲・国民・無所属の会」が16人当選し第1会派を守った。同じく市長に近い会派「自民真政」も9人当選。選挙前の勢力図とほとんど変わらなかった。今後の議会運営に大きな影響はなさそうだ。

 注目は元々、最大会派だった自民党市議団。議長ポスト争いで2017年3月に「自民」と「真政」に分裂した2会派が再び合流すれば、最大会派になる公算が大きく、新たな動きが出そうだ。また現在は自民真政から選出された議長のポスト争いも関心が高まる。

 立候補者数は2001年の市誕生以来で最も少なく、争点に欠けた今回の市議選。さいたま市は今後10年、人口が増える「運命の10年」を迎え、その後は減少すると見込まれている。市役所本庁舎の整備、地下鉄7号線(埼玉高速鉄道線)の延伸など、未来へ向けた課題は多数ある。各会派が次の世代を見据えたまちづくりをどのように考えているかも注目される。