釣り糸?絡まった野鳥相次ぐ 現場は釣り禁止の池 神戸

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釣り糸に絡まった野鳥を助けるためボートに乗る水道局職員=烏原貯水池(大辻雄二郎さん提供)

 釣りが禁止されている神戸市兵庫区の烏原貯水池で、野鳥が釣り糸のようなものに絡まる事例が相次いでいる。3月末には地元住民から連絡を受けた市水道局の職員が救出したが、羽などが傷つき、衰弱した様子だったという。

 野鳥観察で同池をよく訪れる男性(70)=同区=が、3月29日朝、池の岸近くでぐったりとした雄のオシドリを見つけた。同局に連絡して救出してもらったところ、体に釣り糸のようなものが引っかかっていたという。羽がひどく傷ついていたといい、男性は「解放されても元気がなかった」と振り返る。

 今月1日には池の北西側で糸に絡まったコサギが見つかった。抜け出そうと動いたためか、脚や尾に何重にも絡まっていたといい、ボートで駆け付けた職員が糸を切って助け出した。

 同池では釣り人がルアーなどを投げ込む姿が度々目撃されているという。同局は「水の衛生や鳥たちの安全を守るためにも協力してもらいたい」としている。(秋山亮太)