MLBとキューバ連盟の移籍協定を「トランプ政権が却下」 米メディアが報じる

ソフトバンクに所属するキューバ人選手のグラシアル、デスパイネ、モイネロ(左から)【写真:藤浦一都】

キューバ人選手の亡命なしでの移籍は無効に…

 米スポーツ専門局「ESPN」は8日(日本時間9日)、キューバ人選手が亡命せずにメジャーでプレーできるようになるため、メジャーリーグ機構(MLB)とキューバ野球連盟が昨年12月に結んだ協定について、トランプ政権が「却下した」と伝えた。

「ESPN」は「ホワイトハウスがMLBとキューバの協定を却下した」とのタイトルでレポート。記事では「トランプ政権がMLBとキューバ野球協会の歴史的な協定を却下した。スポーツの管理機関はキューバ政府(が決めること)の一つであり、この協定はアメリカの貿易法に違反するものであると、彼ら(トランプ政権)は主張している」と報じている。

 MLBとキューバ野球連盟は昨年12月にキューバ人選手が亡命せずにメジャーでプレーできる歴史的協定を締結。今月3日(同4日)には、メジャーリーグ球団と契約する資格のあるキューバ人選手の最初のリストをキューバ野球連盟が公開し、全34選手の中にソフトバンクのリバン・モイネロ投手、中日のライデル・マルティネス投手も含まれていた。(Full-Count編集部)

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