プレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグのダブル制覇を狙うマンチェスター・シティ。
ここでは、『sportskeeda』による「シティがこの夏に獲得しうる10人」を見てみよう。
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サミュエル・ウンティティ(バルセロナDF)
2016年の加入以降、バルサの主力としてプレーしてきたCB。昨年にはフランス代表のワールドカップ優勝にも貢献した。
だが、今季は怪我もあり、存在感が希薄になっている。また、バルサはオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの獲得に躍起になっており、代わりに売却されるのが彼だという説も。
強さと落ち着きをもたらすであろうウンティティはシティに欠けている存在であり、ペップのチームにすんなりフィットするだろう。
カラム・ウィルソン(ボーンマスFW)
昨年末にイングランド代表デビューを果たした27歳のFW。
ビッグクラブから見落とされがちではあるが、ウィルソンの今季のパフォーマンスは無視できないものだ。プレミアリーグで最も決定力のあるFWのひとりとなっており、チームの中位維持にも多大なる貢献を果たしている。
バックアッパーとして非常に有用な存在になるはず。2500万ポンド(36億円)という値札がついているが、スマートな補強になることだろう。
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリーFW)
クラブと代表において主軸として君臨してきたFW。
ただ、アトレティコで残された仕事はもうほとんどないだろう。より競争力のあるプレミアリーグに移籍して、タイトルを獲得するべきと考える者も少なくない。
シティは理想的な新天地になるはずだ。トロフィー奪取の可能性が高いだけでなく、極上の選手たちとプレーする特権もある。バルサ移籍説が再燃してはいるが…。
ベン・チルウェル(レスター)
イングランド代表にも定着した新鋭レフトバック。同国において最も期待される若手のひとりだ。左SBの人材は貴重なだけに、争奪戦になる前に獲得するのが賢明だろう。
まだ若いために成長する余地が多く、シティのプレースタイルにもフィットするはず。
レスターは2500万ポンド(36億円)ほどの移籍金を求めるかもしれないが、シティのようなクラブにとっては“小銭”だ。よって、この獲得チャンスを逃してはならない。
ユリアン・ヴァイグル(ドルトムントMF)
ドルトムントで瞬く間にブレイクすると、ドイツ代表に定着するなど驚異的な成長を見せたヴァイグル。
いまだに巨大なポテンシャルを秘めた若手ではあるが、ドルトムントで開花し切るのか疑問に思う声もある。最近はベンチを温める機会も増えてきた。
もしシティが彼を獲得できれば、ペップの哲学に合う選手へと成長させられるはず。フェルナンジーニョの後継者としてのオプションにもなりうる。本人も退団の意思があるとされているが…。
サウール・ニゲス(アトレティコ・マドリー)
フレンキー・デ・ヨングの獲得に失敗したシティ。ペップはフェルナンジーニョの代役候補としてサウールを求めるかもしれない。
バルサも獲得を狙っているとされているが、今季の出来はまずまずといったところか。その能力からすれば、ゴールやアシスト数は今の倍以上を記録しているべきだ。
環境を変えれば、パフォーマンスは向上するだろうと唱える者もいるが…。
デクラン・ライス(ウェストハムMF)
プレミアリーグに現れたニュースターのひとり。マヌエル・ペジェグリーニ監督によってCBからCHへとコンバートされると、1年で単なるベンチウォーマーからソリッドなトップ選手へと成長した。
シティがまさに必要としてるタイプであり、フェルナンジーニョの後釜としてうってつけだ。ホームグロウン選手であることも大きい。
ただ、ライスの獲得は難しいミッションかもしれない。移籍金ではなく、ハマーズにとって大きすぎる存在だからだ。また、彼自身も移籍すればプレータイムが減ることは分かっているはず。
なお、アイルランド代表としてプレーしていたが、今年になってイングランドに鞍替えしている。
ニコラ・ペペ(リールFW)
今季リーグアンで大暴れを見せ、欧州中のトップクラブが熱視線を送るようになったレフティ。
その驚異的なスピード、バーサタリティ性、アジリティによって、非常に特別な選手になっている。サディオ・マネと比較されているほどだ。
圧倒的なパフォーマンスを続けていることから、移籍金は高騰しており、6000~7000万ポンド(87~101億円)が必要とされているが…。
アドリアン・ラビオ(PSG MF)
PSGとの契約延長を拒んだ彼は今季終了後にフリーになる。よって、世界中のトップクラブが獲得を狙っているのだが、そのクラブが彼に提供できるものが(移籍先を決めるうえで)違いになるだろう。
シティならプレミアリーグでのプレーと多額のお金を提供できる。給料面では、どんなライバルクラブも相手にならないだろう。もともとはシティのアカデミーにいた選手ではあるが…。
フッサーム・アウアール(リヨンMF)
素晴らしいテクニックとパススキルを併せ持った20歳の新星。この年齢ながらすでにリヨンでは主力としてプレーし続けている。
クラブの生え抜きでもあることから、引き抜くのは難しいかもしれない。ただ、シティならばリヨンへは多額の移籍金を、アウアールへはキャリアにおける大きなステップを提供できる。
フランス代表デビューを果たす前なら移籍金も抑えられるかもしれない。