カブスが本拠地開幕戦を10対0の完勝で制す

【パイレーツ0-10カブス】@リグリー・フィールド

カブスが開幕4カード目にして迎えた本拠地開幕戦を10対0の完勝で制した。先発のジョン・レスターが左ハムストリングの張りにより3回途中で早期降板するアクシデントがあったものの、レスターのあとを継いだ4人のリリーフ投手が無失点ピッチングを展開し、レスターを含む5投手による完封リレーが完成。打線は試合序盤からパイレーツ投手陣に襲い掛かり、4回までに大量10点を先行した。なお、カブスはこの試合が今季5度目の2ケタ得点となったが、開幕10試合で2ケタ得点を5度記録したのは、1900年以降では史上4チーム目の快挙となった。

パイレーツ先発のジェイムソン・タイオンに対し、カブス打線は2回裏に打者11人を送り込む猛攻。二死走者なしからエラーと敬遠で一・二塁のチャンスを作ると、レスター、ベン・ゾブリスト、アンソニー・リゾー、ハビアー・バイエズと4本のタイムリーが飛び出し、守備のミスも絡んで大量6点を先制した。3回裏にはパイレーツ2番手のスティーブン・ブロールトから無死満塁のチャンスを作り、ゾブリストの併殺打の間に1点を追加して、さらにクリス・ブライアントがタイムリー二塁打を放って8点目。4回裏にはブロールトからカイル・シュワーバーが3号2ランを放ち、2ケタ得点に到達した。パイレーツは先発のタイオンが誤算で、2回6失点で降板したものの、自責点はゼロ。4失策という守備の乱れが大敗を招いた。

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