金子大地&谷原章介「こんなにキスした作品は初めて」ゲイ・パートナー役で共演

NHK総合で4月20日スタートの連続ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」(土曜午後11:30)の試写会が行われ、主演の金子大地、共演の藤野涼子、小越勇輝、谷原章介が出席した。主人公のゲイの高校3年生・安藤純役を演じた金子は「まず原作を読み、ゲイについても勉強しました。日本にはLGBTがこんなにもいることを知りましたが、まだ純のように言い出せない環境にある。だからこそ演じたいと思ったし、ちょっとでも世の中が変わっていけばいいなと思いました」と作品の意義を訴えた。

ドラマは浅原ナオト氏の小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を原作に、ゲイであることを隠して生きる18歳の高校生・純とBL本が大好きな腐女子の同級生・三浦紗枝(藤野)が向き合う青春群像劇。世間の“普通”とのずれに悩む登場人物たちの姿を、主人公が愛聴するQUEENの名曲に乗せて描き出す。

純とゲイ・パートナーの佐々木誠(谷原)とのキスシーンなど衝撃的な場面もあり、谷原は「性の嗜好(しこう)を取っ払ってしまえば、自分自身と世界にひたむきに向き合う青春群像だと思った。でも、こんなにたくさんキスをさせていただいた作品は初めてでした。とても実験的な作品だと思います」とアピール。金子も男性同士のラブシーンについて「緊張しましたが、キスを1回、2回と重ねるうちにすんなりとできました。抵抗はなかったです」と体当たりで挑んだことを明かした。

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