「或る列車」が門司港へ、100年ぶりの競演

JR九州は4月9日(火)、JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」が初めて門司港(大分~門司港)コースを運行することを発表しました。運行日は6月7日(金)、6月21日(金)予定。発売開始日時は4月11日(木)14時00分から。

JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」はJR九州が2015年より運行している観光列車。クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」に次ぐラグジュアリーな空間の中、九州の厳選食材を使用した至高のスイーツコースを同時に楽しむことの出来る黄金の列車です。

普段は「佐世保―長崎」「日田―大分」の2つのコースを運行していますが、今回は初めて「大分―門司港」コースを運行します。門司港は重要文化財にも指定されており、およそ6年にわたって復元工事が行われていましたが、2019年3月10日に創建時の姿になってグランドオープンしました。今回の企画は、「或る列車」と「門司港駅」のある意味では100年ぶりの競演とも言えます。

「或る列車」門司港コース
運行日:2019年6月7日(金)、6月21日(金)
運行区間:大分駅~門司港駅(日豊本線経由)
運行時間:
午前便 大分駅10:49頃発→門司港駅13:42頃着
午後便 門司港駅15:48頃発→大分駅18:45頃着

旅行代金は25,000円~37,000円、お申し込みは「或る列車ツアーデスク」へのお電話か、「ある列車ホームページ」から。

或る列車ツアーデスク
(TEL)092-289-1537(営業時間)9:30~16:00 ※水曜休業
或る列車ホームページ(外部サイト

『或る列車』と門司港

明治時代末期、当時の「九州鉄道」はアメリカ合衆国のJ.G.ブリル社に豪華客車を発注・輸入しました。しかし「九州鉄道」国有化にともない、この「九州鉄道ブリル客車」はあまり活躍することができず、1950年代にはすべて廃車となりました。

鉄道ファンの間では、この「九州鉄道ブリル客車」を”或る列車”と呼んでいます。現在の「或る列車」は鉄道模型の大家として知られる原信太郎氏が作成した模型を元に現代に蘇らせたものです。

門司港駅のリニューアル工事については鉄道チャンネルのコチラの記事もご参照ください。

お騒がせトーク配信「しゃべ鉄気分!」〜JR九州 門司港駅 復元工事終了! ~

© 株式会社エキスプレス