レアル・マドリードでサポーターが満足するパフォーマンスを披露できていないFWガレス・ベイルには、今夏の退団説が頻繁に噂されている。来季もレアルの構想に入れるかは微妙なところで、売却のタイミングがきているのかもしれない。
その移籍先候補の1つとしてマンチェスター・ユナイテッドが挙げられているが、英『Daily Star』はマンUがベイル獲得から手を引くのではないかと見ている。理由の1つはベイルが今年7月に30歳を迎えることだ。仮に長期契約を結ぶと、ベイルの再売却は年齢的に難しくなってくる。そしてすでにマンUはその難しさをアレクシス・サンチェスで経験中だ。
サンチェスは昨年1月にアーセナルからやってきたが、マンUでは全く結果を残せていない。オーレ・グンナー・スールシャールの下でポジションを掴むのは難しく、マンUには売却の考えがあるはずだ。しかし給与が高く、サンチェスを獲得できるクラブはそれほど多くない。これはベイルにも同じことが言える。
ベイルがサンチェスと同じような結果に終わる可能性も十分に考えられるため、本当に大金を支払って獲得すべき選手なのか慎重に検討すべきだろう。サンチェスのようにファーストチョイスにならない高給取りのベテランとなるのは最悪のシナリオだ。
一方でマンUの獲得リストにはドルトムントMFジェイドン・サンチョ(19)、ウェストハムMFデクラン・ライス(20)といった若手も入っているようで、同メディアはこうした若手に資金を投じようとの考えがマンUにあることを伝えている。
ベイルはこれまで何度もワールドクラスのプレイを見せてきたが、一貫性に欠けている。年齢、給与、怪我の多さは気になるところで、獲得にはかなりのリスクが伴うことを頭に入れておかなければならない。