海自佐世保教育隊に女性 47人、本年度から受け入れ

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佐世保教育隊で初めてとなる女性隊員=海自佐世保教育隊

 海上自衛隊佐世保教育隊の入隊式は9日、佐世保市崎辺町の同隊であり、第13期一般海曹候補生課程に女性隊員47人が初めて入った。8月下旬まで、自衛官としての基礎教育を受ける。
 防衛省は、2030年度までに女性隊員の割合を現在の約6%から9%以上に引き上げる方針。教育隊の女性受け入れはこれまで横須賀だけだったが、地元に近いほうが増えると見込み、本年度から佐世保と舞鶴でも始めた。女性入隊者は三つの教育隊合わせて388人。昨年度に比べ169人増えた。
 佐世保の47人のうち、九州・沖縄出身者は41人(本県は15人)。既存の施設を利用して射撃や水泳、座学など、男性と同じ教育を受ける。女性隊舎の建設は本年度に着工し22年度の運用開始を予定する。
 この日は女性を含む一般海曹候補生課程294人、第19期自衛官候補生課程93人が入隊した。天沼秀俊・教育隊司令は「女性隊員は、佐世保教育隊での教育の基盤と伝統を築く先駆けとしての誇りを持ってほしい」と式辞。家族ら約620人が見守った。
 佐世保市出身の阿部美紗輝さん(22)=県立佐世保東翔高卒=は「そばに家族がいるので心強い。男性自衛官に負けないよう、困っている人を助けられる自衛官になりたい」と話した。