ナショナルズが昨季28セーブのノリスと契約合意

日本時間4月10日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、ナショナルズはフリーエージェントのリリーフ右腕、バド・ノリスと契約合意に至ったようだ。リリーフ陣が不振に喘いでいるナショナルズは、シーズンの早い段階で補強に動いた。

ナショナルズとノリスの契約合意はジ・アスレチックのブリタニー・ギローリが最初に報じ、身体検査を経て、球団から正式に発表される見込みである。ナショナルズのマイク・リゾーGMは自軍がノリスの動向をチェックしていたことを明らかにしており、リリーフ陣の不振を受けて、獲得に動いたと見られる。なお、メジャー契約ではなく、マイナー契約を結ぶようだ。

現在34歳のノリスは、日本時間3月8日にブルージェイズとマイナー契約を結び、セットアッパーとして開幕ロースターに名を連ねることが有力視されていたものの、オープン戦3試合で防御率9.00と結果を残せず、開幕ロースター争いに敗北。今月に入ってからブルージェイズを解雇され、フリーエージェントとなっていた。

ノリスはカージナルスでプレイした昨季、シーズンの大半でクローザーを務め、64試合に登板して3勝6敗、28セーブ、2ホールド、防御率3.59、奪三振率10.46をマーク。ナショナルズのリリーフ陣は、日本時間4月9日終了時点でリリーフ防御率がメジャーワーストの10.17という異常事態に陥っており、ナショナルズはノリスがリリーフ陣の層を厚くするだけでなく、計算できるリリーバーとしてチームに貢献してくれることを期待しているようだ。正式に契約後、マイナーでの調整登板を経て、メジャーへ昇格することになりそうだ。

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