新1万円札の顔 渋沢栄一と千葉・旭市の縁

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旭を訪れた渋沢氏と出迎えた関係者ら

 4月9日、1万円札などの紙幣の図柄を変更すると政府から発表がありました。そして新たな1万札の顔となるのが、千葉県旭市ともゆかりのある実業家の渋沢栄一さん。

 渋沢栄一さんといえば、第一国立銀行や東京証券取引所など多種多様な企業の設立などに関わり、「日本資本主義の父」とも呼ばれています。

今回はそんな渋沢栄一さんと旭市の縁を紹介します。(ちばとぴ!=あったか旭チャンネル)

◆渋沢栄一が植えた木が旭市内に

千葉県東部図書館に隣接する旭文化の杜公園第3駐車場の敷地内には、「渋沢栄一先生来旭記念樹」と題された石碑とともに、大正七年に旭町(現在の旭市)を訪れた際に植樹されたクスノキが植えられています。

旭市史によると、当時の様子が次のように記されています。 「旭町に、大正七年九月二十二日、渋沢栄一男爵がやってきた。これは旭町の商業組合である改進社主催の講演会出席のためであった。彼は旭町駅頭で郡長らの出迎えを受け、豪商飯田佐次兵衛宅で休憩をとったあと、午後一時すぎより旭町小学校で生徒たちに訓話をし、記念樹を植えると、二時半から弘楽館で商業道徳と題した講演を行った。当時は雨天だったにもかかわらず弘楽館の入場者は一万五千人をかぞえた」 出典:旭市史 第一巻 P171抜粋

講演の入場者が1万5千人を数えるとあり、当時の渋沢栄一さんが大変な人気だったことが想像できますね。

この旭町小学校に植えられた記念樹がその後、旭二中の統合創立に伴い、現在の場所に移植されたことが石碑には書かれていました。

「渋沢栄一先生来旭記念樹」と 題された石碑

また東日本大震災があった平成23年10月には、津波などで甚大な被害を受けたゆかりある旭市を支援するため、渋沢栄一記念財団による応援イベントが都内北区にある資料館で開催されるなど、現在でも関係が続いています。

◆渋沢栄一と当時の旭市を知るパネル展が開催

4月18日から6月30日まで、市内にある東総文化会館ロビーで「ふるさとミュージアム 渋沢栄一と旭展」と題した資料・パネル展示が行われます。

◇ふるさとミュージアム 渋沢栄一と旭展  期 間/4月18日(木)~6月30日(日) 午前9時から午後5時  場 所/東総文化会館ロビー (旭市ハの666番地)  内 容/渋沢栄一が残した文書などの資料展示や、講演記録などのパネル展  主 催/東総文化会館 後 援/公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢資料館 協 力/渋沢栄一記念財団竜門社海匝支部