君と僕のダンスパーティーは続く
パンクシーンから生まれトロピカルなルーツ音楽を咀嚼、解体し高純度のダンス音楽として再構築するという唯一無二なインストバンド。20周年記念盤としてリリースされた今作は初期の代表曲から最新曲までをライブアレンジの一発録りしたライブバンドYSIGの魅力がたっぷり詰まった一枚だ。私生活ではパーティー野郎ではないとうメンバーたちがステージで音を鳴らすとそこは一瞬にしてパーティー会場へと変わる。昼夜、屋内外問わずYSIGの音楽は確実に僕たちの本能を揺らすんだ。とあるライブハウス。YSIGの熱いライブ。うっすらと汗ばんだ僕ら。最後はいかしたメロウナンバー。フロアを照らすミラーボール。ゆっくりと体を揺らす僕らはどちらともなく手を握り、肩を寄せ、そっと唇を重ね、音楽に身をゆだねた。魔法よ、解けないで。そう願ったのが僕だけじゃなかったら、どんなに幸せなことだろう。（フィクション）（LOFT9 Shibuya：遠山）
