仮想通貨「マイニング」無罪 横浜地検が控訴

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横浜地検

 横浜地検は10日までに、仮想通貨の「マイニング(採掘)」を巡り、不正指令電磁的記録保管の罪に問われたウェブデザイナーの男性(31)=東京都小金井市=を無罪とした横浜地裁判決を不服として控訴した。地検は罰金10万円を求刑していた。控訴は9日付。

 男性は2017年10~11月、閲覧者に無断で仮想通貨「モネロ」を採掘させるため、自身が運営するウェブサイトに演算プログラム「コインハイブ」を設置したとして、昨年3月に略式起訴された。同罪で罰金10万円の略式命令を受けたが、男性は不服として正式裁判を請求した。

 先月27日の地裁判決は、コインハイブについて「不正な指令を与えるプログラムに該当すると判断するには合理的な疑いが残る」と指摘。捜査機関からの事前の注意喚起がなかった点からも「被告にいきなり責任を問うのは、行き過ぎの感を免れない」とした。