カブトムシ、雌に角生えた

基礎生物研が形成時期特定

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前蛹になってから約29時間後に雌だけが持つ遺伝子を働かなくし、角が生えた雌(下)。上は通常の雄と雌(基礎生物学研究所提供)

 カブトムシの角ができ始める詳しい時期を特定したと、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)などの研究チームが10日付の米オンライン科学誌に発表した。幼虫がさなぎになる直前の「前蛹」という状態になってから約29時間後で、この時期に雌だけが持つ遺伝子を働かなくすると、雌に角が生えたという。

 同研究所の新美輝幸教授(分子昆虫学)は「角を持つ他の昆虫でも同じように遺伝子を調べることで、角ができる仕組みや、角を獲得した進化の過程の解明につながる」と期待している。