香川真司はドルトムントの”伝説” チームメイトを震わせたシャルケ粉砕の2発

ドルトムントでリーグ連覇を果たした香川 photo/Getty Images

ドルトムントは2010-11、2011-12シーズンとユルゲン・クロップの下でリーグ連覇を達成したが、それに大きく関わっていたのが日本代表MF香川真司だ。香川は2010年にセレッソ大阪からドルトムントへ移籍し、1年目から主力として躍動。チームのリーグ制覇に大きく貢献した。

今回、かつてドルトムントでチームメイトだったパトリック・オヴォモイエラが当時の優勝について振り返っているのだが、香川のことを選手としても人間としても絶賛している。『Sportskeeda』のインタビューにおいてオヴォモイエラは、香川がチームにとって英雄的存在であったこと、そしてチームメイトと積極的に交流しようとする面白い人だったと語っている。

「シンジは2010-11シーズンのリーグ制覇に貢献した。彼にとってブンデスリーガは初めてだったが、我々の英雄のようなものだった。彼はシャルケとのダービーで2得点を決めた。ブンデスリーガにやってきた新参者としては伝説的なことだ。彼は言語を扱えなかったとしても、ジョークに絡もうとしていたよ。全体的に彼は素晴らしい選手だったし、一緒にいて面白いやつだったよ」

香川がシャルケ戦で決めた2ゴールとは、2010-11シーズンのリーグ戦第4節のことだ。香川にとっては初のルール・ダービーだったが、そこでいきなりマヌエル・ノイアーを破る2ゴールを記録。これで一気にサポーターのハートを掴み、ドルトムントの中心人物となっていった。チームメイトも香川の能力を認めたことだろう。

現在とはバイエルンも強さが違うが、リーグ連覇を達成した当時のドルトムントはやはり強かった。今季のドルトムントも良いパフォーマンスを継続しているが、それでもリーグ制覇に届くかは微妙なところにある。サポーターにとっても香川らが躍動していた2010-11、2011-12シーズンは特別な記憶となっているはずだ。

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