歴代の佐世保市営バス模型8台保管 旧市交通局の倉庫

歴代の市営バスをかたどった模型

 長崎県佐世保市の路線バス再編に伴い、92年の歴史に幕を閉じた旧市交通局の倉庫に、歴代の市営バスをかたどった精巧な木製模型8台がひっそりと保管されている。
 市によると、バスの床が板張りだった昭和50年代ごろに交通局の職人が作った。実物の10分の1ほどの大きさで、色合いやロゴを正確に再現。一時期運行した電動式など珍しい車両もある。
 3月の運行終了式で展示したところ好評だった。市はイベントなどで紹介できないか模索中。担当者は「手作りの温かい雰囲気がある。市民の足となったバスの優しさが伝わるはず」と活用に意欲。

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