股関節痛めたエンゼルス・トラウト 早期復帰可能の見込み

前日の試合で右股関節を痛めて途中交代したエンゼルスのマイク・トラウトは、日本時間4月11日のブリュワーズ戦のスタメンから外れた。エンゼルスは休養日を1日挟んだあと、日本時間4月13日からカブスとの3連戦を戦う予定となっているが、そこでの戦列復帰を目指しているようだ。

エンゼルスが11対8で勝利した日本時間4月10日のブリュワーズ戦、2打数2安打をマークしたトラウトは2回裏の走塁時に右股関節を痛め、4回表開始時にピーター・ボアジャスと交代してベンチへ退いた。その試合から一夜明け、トラウトは故障箇所の状態が良くなっていることを明らかにしており、復帰の準備が整うまでの間は試合を欠場して治療に専念する方針だという。

トラウトは「一夜明けて、(故障箇所の状態は)かなり良くなっているよ。数日で治るくらいの症状だと思う。明日は休養日だからね」と語り、自身のコンディションを楽観的に捉えている様子。「無理に復帰を急ぐ必要はないと思う。あと2日あれば、もっと状態は良くなるんじゃないかな。まずは明日、どうなっているか見てみるよ。(現地時間の)金曜日か土曜日には試合に出られるといいな」と、あくまでも表情は明るかった。

今季のトラウトは12試合で打率.406、5本塁打、12打点、出塁率.592、長打率.938という驚異的な成績を残している。好スタートを切ったシーズンを充実したものにするためには、故障を悪化させず、長期離脱を回避することが重要となる。だからこそエンゼルスは大事をとって日本時間4月11日のブリュワーズ戦を欠場させる決断をし、カブス3連戦の出場可否についても慎重に判断する方針だ。

「試合に出られないのはフラストレーションが溜まるけど、これも野球の一部だからね。もちろん、シーズンを通して試合に出続けたいけど、6週間離脱するより数日間我慢する方が良いに決まっている。医者には、もし昨日の試合に出場し続けていたら、状態はもっと悪くなっていただろうと言われたよ」とトラウト。「シーズン終盤で、僅差の優勝争いだったら無理をして出場したかもしれないけど、まだシーズン序盤だからね」と先の長いシーズンを見据え、現状を冷静に捉えている様子だった。

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