マリナーズ5連勝 菊池はまたも勝利投手になれず

【マリナーズ6-5ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

マリナーズは5対5の同点で迎えた9回表にミッチ・ハニガーが決勝の3号ソロを放ち、ロイヤルズに6対5で勝利。連勝を5に伸ばし、開幕14試合で12勝2敗は1990年以降のア・リーグでは2012年のレンジャーズと2018年のレッドソックスに次いで3チーム目の好スタートとなった。また、ハニガーの決勝弾が今季チーム34本目の本塁打となり、開幕14試合での34本塁打は2000年のカージナルスに並ぶメジャータイ記録。開幕14試合連続本塁打は2002年のインディアンスに並ぶメジャータイ記録となっている。さらに、マリナーズは開幕14試合のうち12試合で6得点以上を記録しており、これは1908年以降ではメジャー史上初の快挙となった。

4度目の先発登板に臨んだ菊池雄星は、1点を先制してもらった直後の1回裏二死二塁からホルヘ・ソレアーに同点タイムリーを浴び、2回裏にはハンター・ドージャーに勝ち越しの2号ソロを被弾。3回表に味方が2本の犠牲フライで逆転に成功したものの、3回裏二死からソレアーに同点の2号ソロを浴びた。しかし、その後は立ち直り、ソレアーに被弾したあとは打者10人に対してパーフェクトピッチング。左ふくらはぎの痙攣により6回限りでマウンドを降りたものの、6回80球を投げて被安打5、奪三振3、与四球1、失点3と先発投手の役割をしっかり果たした。なお、4回表に味方が2点を勝ち越したため、降板時点でメジャー初勝利の権利を持っていたが、リリーフ陣が7回に同点とされ、勝利投手の権利は消滅。またしてもメジャー初勝利を手にすることはできなかった。

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