原爆死没者追悼祈念館18年度入館者 過去最多

©株式会社長崎新聞社

入館者数が過去最多だった国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館=長崎市

 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(長崎市平野町)の2018年度入館者数が13万9105人(前年度比5095人増)で開館以来、過去最多だったことが11日、同館のまとめで分かった。多言語による情報発信を進めたことなどが入館者増につながったとみている。
 同館は03年7月に開館。被爆者らの遺影登録や、被爆体験記など被爆関連資料の収集、公開などに取り組む。同館によると、これまでは被爆70年だった15年度の13万7643人が最多だった。
 同館によると、18年度はクルーズ船での訪日客を見込み、被爆体験記をテーマごとに取り上げる企画展について英語、中国語、韓国語でも表示するなど、外国人入館者への取り組みを強化した。修学旅行生も年々増えており、18年度は351校(同60校増)の1万9491人が訪れた。同館は「より多くの方に来てもらえるよう、追悼するという祈念館の性格を発信していきたい」としている。
 一方、被爆医師、故永井隆博士の平和への思いを伝える市永井隆記念館(同市上野町)の昨年度入館者数は13万2160人で、前年度比2889人増だった。修学旅行や平和学習の小中学生を主体に、外国人の入館者では韓国人団体客が多いという。