人気アニメ「食戟のソーマ」に登場するアニメ飯を徹底紹介!

国内外で人気を誇る漫画・アニメ作品「食戟(しょくげき)のソーマ」。今回の記事では、この物語に登場する様々な「創作グルメ」の元になった料理がどんなものなのか、日本では一体どこで食べることができるのかをご紹介します!

「食戟のソーマ」とは?

2012年より「週刊少年ジャンプ(集英社)」で連載開始、日本では2019年3月現在までに単行本33巻が発売され、3度のテレビアニメ化もされている人気作品。天才料理少年である主人公・幸平創真が、料理人の頂点をめざし、仲間やライバルたちと切磋琢磨しながらその腕を磨いていくというストーリーです。
話の中に登場する数々の創作レシピは、著名な料理研究家の監修協力のもとに生み出されたもの。今回の記事では、中でも有名な5つのレシピを取り上げ、元になった料理とともにご紹介していきたいと思います。

魚肉ハンバーグ

作中メニュー名:「ゆきひら印のあり合わせ鯖バーグ定食」

主人公がのちに入学する名門料理学校にある学生寮「極星寮」の入寮試験で、創真が生み出した料理。豚や牛肉の代わりに鯖の缶づめを使って焼き上げた、ふわふわ食感のハンバーグです。ソースは鯖缶の汁に柑橘果汁&醤油などを合わせたさっぱり味。このレシピの元になったのは「魚肉ハンバーグ」で、日本人には馴染みの料理。イワシやアジなどの魚が使われることが多く、スーパーマーケットなどで成形済みのものを買うのがポピュラーです。

おにぎり茶漬け

作中メニュー名:「鰆おにぎり茶漬け」

料理学校の先輩・一色慧(いっしき さとし)に触発され、創真がつくった一品。「お茶漬け」とは、ほぐした米飯にお茶や熱い出汁などをかけ、様々な具材をのせて食べる料理ですが、中には米飯を手で握り固めて「おにぎり状」にする場合もあります(さらに、画像のようにおにぎりに焼き目をつける場合もあります)。
具材には一般的にサケやタラコなどがよく用いられますが、創真はサワラをチョイス。さらにフレンチの技法・ポワレでサワラに焼き色をつけたのも斬新でした。「おにぎり茶漬け」は居酒屋の締めメニューとして提供されているのを見かけますが、コンビニでおにぎりを買い、熱いお茶を注いで手作りしてみるのもいいかもしれません。

オムレツ

作中メニュー名:「創真のスフレオムレツ」

学校の合宿で「驚きのある朝食」というお題のもと、創真がつくった一品。見た目と風味はオムレツなのに、食感はまるでお菓子のスフレのようにフワフワ!創真は卵白をメレンゲ状にしてから焼くことで、この食感と弾力を生み出しました。作中のものほどではないかもしれませんが、日本にもフワフワに焼き上げられたオムレツを自慢にしている飲食店は多数あります。おすすめはハイクラスホテルの朝食メニュー。ぜひ一度味わってみてくださいね。

のり弁

作中メニュー名:「ゆきひら流進化系のり弁」

料理学校1年生の秋に催される料理の戦い、第1回戦のテーマは「お弁当」。そこで創真が披露したのが「ゆきひら流進化系のり弁」でした。「のり弁」とは、醤油をつけたのりで米飯を覆ったものを指し、日本のお弁当レシピとしては古くから親しまれている味。創真は、米飯の間に乾燥マグロを材料にした煮物を挟み、さらにその上から魚卵のように球状に形成された味付けのりをのせて個性を出しました。一般的な「のり弁」は、テイクアウト方式のお弁当屋さんや、コンビニで買うことができますよ。

手羽先餃子

作中メニュー名:「さつま地鶏の羽根チーズつき手羽先餃子」

「食戟のソーマ」に登場するヒールのひとりである叡山枝津也(えいざん えつや)との料理対決で、創真が披露し、叡山に見事勝利した一品。鶏の手羽肉で具材を包んで揚げ焼きにする「手羽先餃子」は、日本では中華料理店や居酒屋、鶏料理または餃子専門店などで提供されていることの多いメニューです。創真は風味豊かな地鶏を使い、さらに一般的には水溶き片栗粉をかけまわして焼くことで、カリッとした羽根(皮)をつくるところを、パルメザンチーズを使うことでより香ばしく濃厚な味わいに仕上げました。

美味しそうなグルメ描写に定評のある「食戟のソーマ」、一度食べてみたいと思っていた方も多いのではないでしょうか?日本を訪れるなら今回の記事を参考に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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