アーセナル、ホームでナポリに完封勝利も…… 指揮官に一切の油断なし

ピッチサイドから檄を飛ばすエメリ監督 photo/Getty Images

11日にヨーロッパリーグの準々決勝・1stレグが行われ、アーセナルとナポリが激突した。

14分に華麗なパス回しから最後はアーロン・ラムジーがゴールネットを揺らし、幸先よく先制に成功したホームのアーセナル。さらに25分、高い位置でボールを奪ったルーカス・トレイラが、ペナルティエリア付近までドリブルで持ち込みシュートを放つと、これがDFカリドゥ・クリバリに当たり、ゴールに吸い込まれた(なお、オウンゴールの判定)。その後、追加点こそ奪えなかったものの、最後までナポリの攻撃を抑えきったアーセナルが2-0の勝利を収め、ベスト4進出へ大きく前進した。

試合後、英『sky sports』などのインタビューに応じたアーセナルのウナイ・エメリ監督は「60パーセントは満足している。今日の1stレグでは、良い結果とサポーターとともに良い感触を得ることが非常に重要だった。我々の結果は妥当だと思う。試合をうまくコントロールできていたし、2つのゴールも奪うことができたからね」と試合を振り返った。

完封勝利を収め、圧倒的に優位な立場で2ndレグへ臨むアーセナルだが、指揮官に一切の油断はない。「(アウェイでは)とても困難な試合になることはわかっている。ホームで好調なのは普通のことだからね。我々にとって大切なのは自信だ。この感覚は非常に重要で、アウェイで結果を残せれば自信につながる。なので、アウェイでも結果を残す必要があるんだ」と述べた上で「(突破できるかは)まだ五分五分かな。いつくかアドバンテージはあるが、まだアウェイでの試合が残っている。今日のプレイを続けなければならない」と話している。

アーセナルは1stレグのリードを活かし、2年連続のELベスト4入りを果たすことができるのか。強敵ナポリとの好カードを制することができれば、優勝へ向けて勢いがより一層加速することだろう。

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