<宮城・亘理 中2自殺>第三者委設置を 遺族が県教委に要望

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 宮城県亘理町の町立中2年の男子生徒(14)が今年3月に自殺した問題で、遺族は12日、県教委に真相究明のための第三者委員会を速やかに設置するよう求める要望書を提出した。男子生徒の父親(52)は記者会見し「なぜ息子が追い込まれ、自死を選択したのか原因を知りたい」と訴えた。

 要望書によると、男子生徒は昨年9月ごろから体調不良を訴えるようになった。今年2月、同中の男性教員が背中のシャツが出ていた男子生徒に「赤ちゃんみたいだな」と発言し、男子生徒が泣いているのを別の教員が見つけて保護した。

 3月初めに母親に「学校に行きたくない。死にたくなる時がある」と打ち明けた。家族は当時、学校に状況を伝えたが、適切に対応してくれなかったという。

 第三者委に遺族推薦委員を半数入れることや、教員や生徒を対象にしたアンケートの実施なども求めた。

 要望書を受け取った県教委義務教育課の奥山勉課長は「遺族に寄り添った対応をしたい。第三者委を県に設置するかどうかは町教委と協議する」と話した。

 父親は記者会見で、男子生徒が通っていたのは亘理町吉田中と明らかにし「なぜ息子は追い込まれたのか。学校がどのような対応をしたのか知りたい」と真相究明を求めた。

 父親によると、男子生徒は3月9日、自宅で亡くなっているのを父親が見つけた。県警は遺体の状況から自殺と判断した。遺書は見つかっていない。