令和の平穏 厳かに祈る 笠間稲荷神社 例大祭と震災復興竣功祭

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例大祭で塙東男宮司ら約60人が境内を巡った=笠間市笠間の笠間稲荷神社

日本三大稲荷の一つ、笠間市笠間の笠間稲荷神社(塙東男宮司)で9日、神社創建を祝う例大祭と震災復興事業竣功(しゅんこう)祭が行われ、茶道や華道などの家元をはじめ、大勢の参列者が華やかで厳かな祭りに臨んだ。

例大祭では塙宮司や神職をはじめ、茶道、華道、香道の宗匠、神社氏子総代、雅楽、舞姫ら約60人が色とりどりの衣装で境内を行列。拝殿では、志野流香道家元の蜂谷宗玄さんが香、江戸千家茶道家元の川上宗雪さんが茶を献呈したほか、コメや酒などを神前に供え、国の繁栄や世界平和、国民の幸福を祈った。県内の蔵元から奉納を受ける献酒祭も執り行われた。

震災復興事業竣功祭では、2011年3月の東日本大震災で倒壊した御影石製の大鳥居が16年10月に鉄骨造りで「笠間朱色」の大鳥居として再建されたと報告。そのほか、復興計画に沿って工事が進められ社務所、灯籠、迎賓館、美術館などの工事が完了した。

塙宮司は大勢の人の支援にお礼を述べ、「平成は何かと災害が多かった。令和に改元されるが、新しい時代が平穏であることを祈念した」とコメントした。(大内宏二)