20年ぶりの新札! 新1000円札が一番「外国人ウケ」する理由とは?(井津川倫子)

©株式会社ジェイ・キャスト

日本政府は2019年4月9日、紙幣(日本銀行券)を刷新すると発表しました!

海外メヂィアが注目した新10000円札

今回新しくなるのは、1万円、5000円、1000円の3紙幣。1万円札の肖像画には渋沢栄一、5000円札には津田梅子、1000円札には北里柴三郎の採用が発表されましたが、海外メディアが最も注目したのは「1000円札」。意外な、アノ人でした。

「渋沢栄一」や「津田梅子」を英語で説明すると?

紙幣の刷新は、小泉純一郎内閣だった2004年以来、なんと20年ぶり!

肖像画に採用される人物が発表されるやいなや、「津田梅子が○○に似ている」「渋沢栄一って誰?」といった話題がネット上を駆け抜けました。とりわけ若い世代にとっては人生で初めての紙幣刷新とあって、新鮮だったようです。

では、紙幣刷新を英語ではどう説明すればいいのでしょうか?

ご安心ください! 簡単な英語でも十分に意味は伝わります。

Japan announces new banknotes for 2024

(日本は、2024年に向けて新しい紙幣を発表した)

banknote:紙幣

せっかくなら、肖像画に採用される人物も紹介したいですよね。下記のようにシンプルな英語で、「こういう人だ」と伝えてみましょう。

Eiichi Shibusawa is a Japanese industrialist.

(渋沢栄一は、日本人の企業家です)

He is known as the "father of Japanese capitalism."

(彼は、『日本資本主義の父』として知られています)

industrialist:企業家

be known as~:~と知られている

capitalism:資本主義

Umeko Tsuda is a pioneer in Japanese women's education.

(津田梅子は、日本の女子教育のパイオニアです)

She was one of the first Japanese women to study in the United States.

(彼女は、初めてアメリカに留学した女性の一人です)

Shibasaburo Kitasato is a Japanese bacteriologist.

(北里柴三郎は日本の細菌学者です)

bacteriologist:細菌学者

ちなみに、「紙幣の肖像画に採用される」という表現は、「feature」という単語を使うようです。

The 5000 yen note will feature Umeko Tsuda

(5000円札に、津田梅子が採用される)

「feature」は他動詞で「~を呼び物にする、特集する」「~を主役にする」といった意味で使われます。「5000円札の主役は津田梅子だ」というニュアンスでしょうか。いずれにしても「feature」を覚えておけばいいようです。英語ってシンプルですね。

外国人にウケる「新札ネタ」はコレ!

じつは今回の紙幣刷新、海外メディアでは「ある人物」に注目が集まりました。

新しい「顔」となった渋沢栄一や津田梅子、北里柴三郎よりも話題になったのは、なんと「葛飾北斎」! 米メディアCNNをはじめとする海外メディアは、1000円札の裏面に葛飾北斎の浮世絵が採用されることを大々的に報じました。

Hokusai's 'Great Wave' will feature on new Japanese banknotes

(北斎の「大波」の絵が、日本の新紙幣に採用される)

海外では「Great Wave」で知られるこの浮世絵は、現在の東京湾に当たる「神奈川沖」に現れた大波と、その奥にたたずむ富士山の姿を描いたものとされます。CNNは、「裏面には北里柴三郎の肖像画」と報じており、まるで北斎の浮世絵が「主役」のような印象。

じつは近年、大規模な「北斎展」が海外各地で開催されて大変な話題になっていました。浮世絵が印刷された1000円札。見本を見ると確かにステキなデザインで、海外旅行者がお土産にしそうです。

海外の方に紙幣刷新を説明する時は、「北斎の浮世絵」を話題にすると間違いなく「ウケる」ことでしょう。(井津川倫子)