最後に大物アーラミーバイ

 3月27日午前8時、オーパFCのメンバー4人でアーラミーバイを狙って、運天原漁港からバディで出船。まずは大宜味沖で餌となるグルクン釣り。この日は魚の活性が悪く、ポツポツとしか食わなかったが午前11時ごろにはイケスいっぱいのグルクンが釣れた。

 3月3日に、メンバーの仲村渠房人さんが18キロのアーラミーバイを釣った。大宜味沖にある魚礁を次々に攻めるが大物らしきアタリは無かった。与那城船長もこんなにアタリが少ないのは初めてと首をかしげるが、こんな時は夕方から大物が食うと予測。船長の予測通り、夕方になって大物のアタリが連発。

 しかし、ヒットと同時に魚巣に入り込まれて、60号や80号の太ハリスが簡単に吹っ飛び、バラシの連発で大物を釣り上げることができない。船長の好意で夜まで延長するが、掛かった大物はすぐに魚礁に入られバラシしてしまった。

 そろそろ納竿にしようと3人のメンバーが船長に提案しようとした時、1人諦めていなかった仲村渠房人さんの仕掛けにアーラミーバイがヒット。危なげないやり取りで、数分後に海面には20.29キロのアーラミーバイが浮いた。このことを一番に喜んだのは船長だった。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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